ブリー ド モー

【ブリー・ド・モーの歴史と特徴】
ブリー・ド・モーは、フランス北部のブリー地方で作られる白カビチーズです。8世紀頃からその地域で作られてきたと言われており、フランスを代表する伝統的なチーズの一つとして知られています。このチーズは、円盤形の形状で、外側を白いカビに覆われています。内部はクリーミーで柔らかく、熟成が進むにつれてトロリとした食感になります。

【製造工程と風味の特徴】
ブリー・ド・モーは、生乳を使用し、レンネットを加えて凝固させた後、型に入れて水切りをします。その後、カビを付着させ、熟成させます。熟成期間は約4週間から8週間ほどです。この間にチーズ特有の風味と食感が形成されます。ブリー・ド・モーは、蜂蜜やナッツのようなほのかな甘みと、キノコを思わせるようなアーシーな風味が特徴です。

【ワインとの相性とサービス方法】
ブリー・ド・モーは、シャンパンやシャブリなどの辛口の白ワインと相性が良いとされています。赤ワインでは、ピノ・ノワールやボージョレ・ヌーボーなどの軽めのワインがおすすめです。サービスの際は、常温に戻してから提供するのが良いでしょう。熟成が進んだものは、中心部がとろりと柔らかくなるため、スプーンですくって食べるのがおすすめの食べ方です。